
83|【対談】「抱樸 」奥田知志×「よりあい 」村瀨孝生「いま、ここを大切に」受容から始まる支援・介護/4月4日トークイベント
今回のポッドキャストは、2026年4月4日に福岡市で開催されたトークイベントの模様をお届けします。
ホームレスなどあらゆる困窮者を支援するNPO法人「抱樸 」(北九州市)の奥田知志さんと、福岡市内で認知症介護施設の「よりあい 」を運営する村瀨孝生さんによるトークイベントです。
日ごろ、おふたりが向き合うのは社会的に孤立した困窮者や、時間と空間の把握が難しくなった、いわゆる「ぼけ」を抱えるお年寄りたちです。経済性や効率性を優先させる現在の社会から見ると、このような人たちを厄介な存在だと捉える人もいるかもしれません。「家がないのは自己責任」「ぼけてしまったらおしまいだ」など、心ない言葉を耳にすることもあります。
本当にそうでしょうか。
ちょっとしたつまずきで職や家を失う、老いによる認知機能の低下で生活がままならなくなる可能性は誰にでもありますし、あなたやあなたの大切な人もそうです。そんな状況になったとき、どんな気持ちで当事者と接すればいいのか。近しい人であればあるほど情実が絡み合い、困惑してしまう人がほとんどでしょう。
今回の対談ではそれぞれの支援や介護現場でのエピソードにふれながら、おふたりの経験から紡ぎ出す言葉をヒントに、当事者との豊かな関係づくりの方法を探ります。 お住まいの地域で生活に困っている人がいて気になっている方、肉親の介護を経験した方、身近な人を介護している方、介護が間近に迫っている方、福祉に興味ある方など多くの方に共感してもらえる内容になると思います。
西日本新聞社から刊行
奥田知志さん
『わたしがいる あなたがいる なんとかなる「希望のまち」のつくりかた 』
https://www.nnp-books.com/items/113009676
村瀨孝生さん
『増補新版 ぼけてもいいよ 』を販売。
https://www.nnp-books.com/items/123922274
出演者プロフィール
・奥田知志(オクダトモシ)さん
1963年、滋賀県大津市出身。認定NPO法人抱樸理事長、東八幡キリスト教会の牧師。14歳でキリスト教徒に。関西学院大学神学部に入学後、大阪の釜ヶ崎に通うようになる。以来、ホームレスや困窮者の支援に携わる。その後、西南学院大学神学部専攻科を卒業、九州大学大学院博士課程後期単位を取得。1990年、日本バプテスト連盟東八幡キリスト教会牧師として赴任。現在、ホームレス支援全国ネットワークの理事長、共生地域創造財団の代表理事、全国居住支援法人協議会の共同代表も務める。
主な単著、共著、編著に『もう、ひとりにさせない わが父の家にはすみか多し』『いつか笑える日が来る 我、汝らを孤児とはせず』(いのちのことば社)、『「助けて」と言える国へ 人と社会をつなぐ』(集英社新書)、『「逃げ遅れた」伴走者 分断された社会で人とつながる』(本の種出版)、『ユダよ、帰れ コロナの時代に聖書を読む』(新教出版社)、『伴走型支援 新しい支援と社会のカタチ』(有斐閣)、『すべては神様が創られた』(木星舎)など著書多数。
・村瀨孝生(ムラセタカオ)さん
1964年、福岡県飯塚市出身。東北福祉大学を卒業後、特別養護老人ホームに生活指導員として勤務し、「宅老所よりあい」に転職。現在は「宅老所よりあい」「第2宅老所よりあい」「特別養護老人ホーム よりあいの森』(福岡市)の統括所長。主な著書に『ぼけてもいいよ』(西日本新聞社)、『増補新版おばあちゃんが、ぼけた。』(新曜社)、『シンクロと自由』(医学書院)ほか。
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